UR賃貸で同棲ってできる?結婚していないとだめ?
UR賃貸で同棲はできます。
UR賃貸で同棲するには、以下の2つの方法があります。
- 「結婚予定」として同棲する
- ハウスシェアリング制度を利用して同棲する
「結婚予定」として同棲する
筆者の私達は入居時に、入籍届を役所に出していませんでしたが、この方法で、UR賃貸に住むことができています。
そして、後述するハウスシェアリング制度を利用するよりも、こちらをオススメします。理由はハウスシェアリング制度のところで説明します。
UR賃貸のHPを参照すると「結婚予定」であれば問題ありません。特別な証明が必要ということもありません。
入居条件:単身者や同居している親族や同居予定の親族がいる人
(中略)
※婚約中の方が同居されるときは、婚約届及び、婚約者の方の住民票が必要となります
https://www.ur-net.go.jp/chintai/rent/documents/
「婚約届」とはなんぞや、と思いますが、UR賃貸のフォーマットの紙です。
記入する内容は、お互いの名前と印鑑、入籍予定日です。入籍予定日なので、それを証明するものは一切必要ありません。
逆に言えば、当分、結婚する気がない彼、彼女であっても、「入籍予定です」と言ってしまえば、なんの問題もありません。
その後に結婚届を提出したり、確認されたりするんじゃないの?
結婚届の提出も確認もありませんでした。現に住み始めて3年位経ちますが、されていません。
もし確認されたとしても、「コロナの影響で~」とか「今年、親戚がなくなってしまったので~」とか適当に理由をつけておけば大丈夫、とURの方が内緒で教えてくれました。(笑)
重要なのは、婚約「予定」です。契約する時に、婚約する「予定」があれば入居を認めているのはURです。
ハウスシェアリング制度を利用して同棲する
ハウスシェアリング制度というものもURにはあります。
単身者同士が互いに協力し合って共同で生活したいという居住ニーズが実現できるよう、単身者同士で同居いただける制度です。
https://www.ur-net.go.jp/aboutus/press/h16/sinseido/index.html
この制度があることを私は最近まで知りませんでした。同棲する、とURの管理者の方たちにお伝えしても、この制度を提案されたことありませんでした。
もしこの制度の利用を検討している場合は、自分から、ハウスシェアリング制度について、問い合わせてみましょう。向こうからは提示してくれません。
同棲する場合、ハウスシェアリング制度がオススメできない理由
同棲する場合に、このハウスシェアリング制度をオススメできない理由は、連名で契約する、ということです。
友達同士のシェアであれば、終わりが円満なことも多いでしょう。どちらかが結婚したとか、どちらかが引っ越すとか、が理由だと思います。
しかし同棲が終わる場合というのは、結婚するか、別れるか、のどちらかです。
結婚する場合は良いですが、同棲の段階で別れて終わってしまった場合、連名での契約はとても面倒になります。
連名契約というのは人間関係を考えると、よほどの事情がない限り避けるべきだと私は考えています。
では、「そこまでしてUR賃貸で同棲するメリットはあるの?」そう思う方も少なくないと思います。
UR賃貸で同棲するメリット
実際に、同棲前は一般の賃貸に住んでいましたが、UR賃貸で同棲を始めた筆者がメリットをあげるとするなら、
- 礼金・仲介手数料など初期費用が圧倒的に安い
- 立地が良い場所が多い
- リノベーションされているお部屋もある
初期費用が圧倒的に安く、敷金のみ
これはUR賃貸の最大の特徴といっても良いかもしれません。
同棲カップルは、今まで自分一人のためにお金を使ってきましたが、これからは2人のため、もっと言うと将来の子どものためにお金をしっかりと貯金していく必要があります。
そんな同棲カップルにとって、初期費用が敷金のみ、というのは大変ありがたいことだと思います。
しかも敷金ということは、退去時には返ってきます。通常の賃貸だと、ハナクソみたいな小銭しか返ってきません。しかし、私が以前1年半ほど住んでいた1DKのURでは、敷金14万円に対して、10万円程度返ってきました。
UR賃貸の立地が良い場所が多い
国が保有・管理しているというだけあって、駅チカや駅の真上など「こんなところにこんなでかいマンション!?」っていう感じのところが多いです。
もちろん場所によっては様々ですが、そういう傾向があります。若い同棲カップルであれば、駅チカは多くの人が嬉しいと思うので、大きなメリットです。
しかも、その立地条件にしては割安な物件もかなり多いです。ぜひお近くのURの家賃を相場と見比べてみてください。
リノベーションされているお部屋もある
これは団地が古いイメージがあるという方にはぜひ伝えたい内容です。
URは築40年とか経っているところもざらにあります。そんな建物でも、水回りやキッチンなどがリノベーションされているお部屋があるんです。
URの空き部屋掲載情報の一例です。
同じ間取り、同じ家賃でも、リノベーションされたお部屋とそうでないお部屋とが存在しているので、気をつけて探してみてください。
具体的には、洗面台やお風呂、キッチンなどの水回りがとてもきれいになっています。
コンロがついていない部屋もあるので、コンロを買わなければいけないこともあります。
リノベーションされているお部屋なら、3口コンロが初めから入っていることもあるので、コンロ代の節約にはなります。
UR賃貸で同棲するデメリット
デメリットをあげるとすれば以下です。
- 住む人の収入条件が他より厳しい
- 団地のイメージが強い
正直、どちらも私にとっては気にならないことですが、気にする方もいるかと思います。
入居する収入条件が厳しめ
厳しいとはいうものの、一般的な賃貸と比べて、という意味です。
一般の賃貸であれば、「空室」よりは払えるか微妙な人でも入れておいた方が利益になるので、当然といえば当然です。
URのホームページでは、以下のように記されています。
UR賃貸住宅では入居審査の代わりに、申し込む時点で一定の基準があります。支払い能力などの「お申込み資格」をクリアすれば、先着順で契約が可能です。
(中略)
〈世帯で申し込む場合の基準月収額〉
・家賃8万2500円未満:家賃の4倍
https://www.ur-net.go.jp/chintai/college/201912/000440.html
例/家賃6万円の住戸の基準月収額は24万円
・家賃8万2500円以上20万円未満:33万円(固定額)
収入の条件や同居人の条件などがあります。収入の条件のところを満たせない人は、1年一括払い、という制度を使用した場合、満たす必要はありません。
ただ、この収入の条件を満たせない物件には住むべきではないと私は思います。生活費に対する住居費の割合が高くなって、自分の首を締めるだけになります。
収入条件というデメリットがある一方で、連帯保証人が必要ないというメリットも発生しています。
団地のイメージが強い
やはり団地のイメージが強い、というのはあります。
私は別に何も気になりませんが、団地に住むなんてあり得ないという方もいるかもしれません。
しかし、みなさんのイメージする団地とは、おそらく公営住宅(市営や県営)が一般的で、UR(国営)は大きく異なると思います。
実際、千葉くんが「URであ~る」と広告をやっているように、イメージの転換を図ろうと頑張っています。
住んでみて初めて、URや団地のイメージが変わったことについて、詳しく書いています。
まとめ
本記事をまとめると
- UR賃貸で同棲は可能(公認。筆者は同棲で在住中)
- むしろお金がかかる同棲開始時には、オススメのUR賃貸
- デメリットを把握した上で、UR賃貸の入居の検討を!
UR賃貸で同棲することができ、筆者としてはUR賃貸はとてもオススメです。
以下の記事では、同棲の初期費用を50万円抑える方法を紹介しています。UR賃貸に限らずできることがかいてあるので、よかったらご覧ください。
同棲生活をお得に開始してスムーズに開始しましょう。