愛知県名古屋市にある中高一貫の女子校「金城学院」
金城学院で検索をすると”お嬢様”やら”お金持ち”というキーワードが、たくさん出てきます。
本当にお嬢様学校なのか、お金持ちしか入学できないのか。「金城学院」で6年間過ごしてきた、著者目線で解説していきます。
お金持ちしか入学できない?
お金持ちしか入学入学できない!なんてことは全くありません。
その証拠に、ごく普通のサラリーマン家庭で育っている子が大勢いました。著者もその一人です。
正直入学前は、ビビっていた部分(特に両親が)もありました。ですが、入学してみると、案外普通の感覚を持っている子が多かったです。
もちろん、私立なので学費はかかりますが、年間約50万円(諸経費を除く)と他校と大差が無いのも事実です。
しかし中には所謂「超お金持ち」家庭の子もいました。私が実際に見聞きしたものを挙げてみましょう。
ロールスロイスでお迎えが来る
やはり強烈だったのが、入学式の日「ロールス・ロイス」しかも「お抱え運転手付き」で登校している姿を見かけたときです。
さすがにその光景を見た瞬間、”入学した学校間違えたかな・・・?”と不安になったのを思い出します。周りにいた人たちも驚いていたので、かなりレアな経験だったと思います。
ちなみに後々聞いてみると、その子は、大きな会社の一人娘だったようでした。
父親は医者や社長が多い
自営業やお医者さん、歯医者さん、大手企業勤め家庭の子が、かなりいたように思います。
名古屋ではかなり歴史ある学校なので、ステータスを求めて入学させる両親もいるようです。
母親・祖母 3世代 金城生(OG)
少し話は逸れますが、親子で金城出身という子がかなりいます。さらには、三世代で金城出身なんて子もいたりします。
母校愛が強く、「自分の娘も入学させたい!」と思う人が一定数いるようです。
著者自身、さほど母校愛はありません。ですが、同級生には「金城大好き」「金城生はみんな良い子」なんて言っている子もいます。
何がそうさせているのかは不明ですが、「由緒ある伝統校」と誇りを持っている人もいるようです。
なぜお嬢様学校と呼ばれている?
学費が高いわけでもない。お金持ちばかりが集まるわけでもない。なのに、なぜお嬢様学校と呼ばれているのでしょうか?
著者が考える理由は2つあります。
伝統ある学校で、かつてはそれなりの富裕層しか通えなかったから
金城学院は明治時代から続く由緒ある学校です。
つまり、女性教育というものがメジャーでは無い頃からあるということです。そのため、当時入学していた方達は、それなりに裕福だったと考えられるでしょう。
昔からのイメージが今も染み付いている
上述したイメージが今も染み付いているからこそ、金城学院=お嬢様学校 と言われているのではないでしょうか。
事実、由緒正しい家柄の子は、「金城に入学すれば箔が付くから」と言っていました。
金城は女性教育がしっかりとしていて、入学すれば素敵なレディーになれる
このイメージを持った世間の皆様が、金城学院をブランディングし、今の「お嬢様学校」と呼ばれるまでになったのではないでしょうか。
現実、お嬢様ばかりいるのか?と聞かれると決してそうではありませんが・・・