ハイセンスのエアコンの購入を検討している方が最も気になるのは、電気代ではないでしょうか?
この記事を読むことで、以下のことがわかります
- 一晩中つけっぱなしでの実際の電気料金(実際に計測した数字)
- どういう人におすすめな家電なのか
- よくある疑問への経験談からの回答
家にハイセンスのエアコンを2台ある筆者が、実際の2年間の使用経験をもとに執筆しています。
高い買い物なので、後悔のない選択をしたいですね!
ハイセンス エアコンの電気代を実際に計測
電気代の計測に使った家電
使用したのは、以下の機器です。スイッチボットシリーズで初めて電気代を計測できるようになった、プラグミニです。
「プラグ」とは若干機能が異なっている「プラグミニ」の方です。
このプラグミニを使うことで、ハイセンス エアコンの電気代が高いと言われている評判が本当なのかどうかを知ることができます。
実際の電気代を計測することで、よりリアルな電気代を見ていきます
電気代は1ヶ月あたり、837~1,800円
ハイセンス エアコンの電気代は、1日(1晩)あたり27~62円という結果になりました。(2023年6月下旬、電気代は31円/kWh、12時間での計測)
- 1時間あたり2.3~5.2円
- 1日(1晩)あたり27~62円
- 1ヶ月あたり837~1,800円
6月下旬なので、真夏ほどの暑さではありませんが、夜の温度はそこそこ暑く、湿度も高いので、かなり参考になるかと思います。
計測条件は以下です。
- 計測時間は夜7時~朝7時の12時間
- 2023年6月15日~30日で計測(最高気温は 19℃~25℃)
- 5.5畳 鉄筋コンクリートマンション 北側に出窓
上記条件での計測された電力から電気代を計算しました。(参考:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会)
31円/1kWh (2022年7月~の電気料金の目安単価)
電気代が高いと思われている理由
ハイセンス エアコンは本体の値段が安いために、省エネ性能が低いと思われているのが一番の理由でしょう。
しかし、実際はかなり省エネと言えることができる金額だと思います。真夏につけっぱなしにしても、1カ月あたり2,000円くらいでしょう。
計測した消費電力を細かく見ると、10Wくらいで推移している時間があります。これは、部屋内が設定温度に到達して、ファンのみが回っている時だと考えられます。
温度調整機能に関しては申し分ない
このように、ハイセンスのエアコンはエアコンとしての役目は十分に果たしつつ、しっかりと省エネ性をもっているエアコンです。
「値段が安い=品質が低い=電気代が高い」
こういった固定観念にとらわれている人を説得できる結果を示すことができたと思います。
ハイセンス エアコンがおすすめな人・そうじゃない人
ハイセンス エアコンがおすすめな人・メリット
- コスパの高いエアコンを求めている人
- エアコン内部のカビが気になる人
- 日本製にこだわりがない人
コスパの高いエアコンを求めている人
ハイセンスのエアコンは、夏は冷たい風、冬は暖かい風が出てきます。私はそれで充分満足です。
エアコンは安い買い物ではありませんが、ハイセンスがなぜ安いのか。それは、世界中に販売しているから、だと私は考えます。
日本のメーカーのエアコンは、基本的に日本でしか売れません。最大でも1億人くらいです。
それに対して、世界中でエアコンを売っているハイセンスは、その規模は10億人以上。多少、利益が少なくても、薄利多売でやっていくことができます。
ちなみに、エアコンはネットで購入して、くらしのマーケットなどで、取り付けてもらうのがとてもお得になります。
口コミも掲載されているので、安心できる業者さんを探しやすいのが特徴です。
エアコン内部のカビが気になる人
ハイセンスのSシリーズのエアコンは、内部クリーンが最大の特徴です。
解凍洗浄と内部クリーンで、キレイな空気を。
https://www.hisense.co.jp/aircon/ha-s22d-w/
カビや菌が水分中に多く含まれることを利用して、水分を一度冷凍した後、解凍しながら内部を洗浄しているようです。
私は2年しか使用していないのですが、当然カビの臭いはしたことがありません。
日本製にこだわりがない人
ハイセンスは中国に本部を置く会社です。
一方で、エアコンといったら、三菱やダイキン、日立などの日本製が選択肢に上がる人が多いでしょう。
「どこで作られているかは気にしない」
そう思う人にとっては、ハイセンス エアコンはとてもおすすめです。
ハイセンス エアコンを購入すべきでない人・デメリット
- エアコンに便利な機能を求める人
- エアコンの風が得意ではない人
エアコンに便利な機能を求める人
- 部屋に人がいなくなると自動で停止してくれる消し忘れ防止機能
- イオン搭載エアコン
- スマホ連動
これらの機能は、ハイセンスのエアコンにはありません。別メーカーを検討しましょう。
エアコンの風が得意ではない人
一般のエアコンは「設定温度に到達したら風は止まる」仕様になっています。
しかし、ハイセンスのエアコンは、設定温度に到達しても風は止まりません。
室外機だけが止まり、冷たくも暖かくもない風が出てきます。(消費電力を見ても、ファンだけが回っているとき(9W程度)があります。(室外機稼働時は200~300W))
設定温度に到達したらエアコンの風が止まって、できるだけエアコンの風を浴びたくない私のような人にとっては、おススメしません。
私は買ってからこの事実を知ったので、風カバーをつけて対策しています。
ハイセンスのエアコン よくある疑問
ハイセンスのエアコンでよく疑問に思われていることを2年間使用した経験も踏まえて回答していきます。
ハイセンスのエアコンは冷えない?
ハイセンスのエアコンは、普通に冷えます。
安いから冷えない、と思われているかもしれませんが、完全に間違いです。真夏はキンキンに冷えて、寒いくらいです。
ハイセンスのエアコンは壊れやすい?
少なくとも私の家のハイセンスのエアコン2台は2年間、なんの異常もなく動いています。
やはりこれも安さから出てくる疑問でしょう。これについてはメーカーしか分かりません。
「出荷台数〇〇台に対して、故障したエアコンは〇〇台」というのを全メーカーが公表してくれたらわかりますが、そんな数字はありません。
正確なことは誰にもわかりませんが、日本製でも壊れるときは壊れます。同じです。
ハイセンスのエアコンはうるさい?
ハイセンスのエアコンをうるさいと感じたことはありません。通常のエアコンと同じ風やファンの音が聞こえます。
とても静か、というわけではないので、静音をアピールしているエアコンに比べれば、うるさいと感じる人もいるでしょう。
ハイセンスのエアコンは臭い?
ハイセンスのエアコンで、通常の運転時は臭いと感じたことはありません。
しかし、内部クリーンを行っている時は、臭いまではいきませんが、何かジメっとした感じの空気が出てきます。
気持ちの良いものではないので、我が家のエアコンは、内部クリーンを控えめにしています。
毎日運転後に、内部クリーンをする必要はないと思うので、たまに思い出したときにやっています。
ハイセンス エアコンのメリット・デメリット
ハイセンス エアコンのメリット
- 圧倒的なコストパフォーマンス
- エアコン内部を清潔に保つことができる
- エアコンとしての最低限の機能はバッチリ
ハイセンス エアコンのデメリット
- 便利な機能はない
- 風は止まらない(設定温度に到達しても)
- Made in China
まとめ
ハイセンス エアコンの最大の特徴は、圧倒的なコストパフォーマンスです。
正直、10年前のエアコンよりも、冷暖房の省エネ性、効き具合は抜群です。私にとっては、夏は冷やして、冬は暖めてくれればそれで十分です。
私はネットで購入して自宅に配送後、取り付けは、くらしのマーケットで探して、安くやってくれる地元の方を探しました。口コミも掲載されているので、安心できる業者さんを探しやすいのが特徴です。
ネットで購入する時は、楽天市場などで、ポイントがたくさん還元される時を狙うのがチャンスです。コジマやビックカメラなどの楽天市場店から購入すれば、保証も付いていて安心ですしね。